無垢フローリングのメンテナンス方法を紹介!研磨とオイルでお手入れ
皆さま、こんにちは。
無垢の木と自然素材を豊富に使った、職人のていねいな手刻みによる「キグミノイエ」広報デザイン室所属の七瀬です。
無垢の木を使ったフローリングは、木の優しい雰囲気が感じられ、「フローリングは無垢がいい」と住宅に取り入れる方も多いです。
人気の無垢フローリングを採用する際、そのメンテナンス方法をよく尋ねられます。
例えば、
・無垢フローリングについた傷を研磨で綺麗にするやり方
・オイルフィニッシュに使うオイルは何が良いか
などなど…
長く大切に使っていくものなので、手入れやメンテナンス方法も気になるところですよね。
ということで、今回のブログでは「無垢フローリングのメンテナンス」についてご紹介します!
20年経った無垢フローリングをメンテナンス!やり方紹介
今回はキグミノイエの事務所のフローリングを使ってメンテナンスをしてみたいと思います!
キグミノイエの事務所のフローリングも無垢材です。
「株式会社第三木材さんの信州赤松(みすず松)」を使用しています!
メンテナンスもお手入れも全く無いまま、20年ほどが経過しているフローリングとのこと。
メンテナンスのやりがいがありますね!
まずは床のゴミをほうきや雑巾で綺麗に取ります。
今回、フローリングの研磨に使用するのは「電動サンダー」と2種類の「サンドペーパー」。
サンドペーパーは目の粗い120番と目の細かい240番を、120、240の順にかけていきます。
では、初めに120番のサンドペーパーを装着して、サンダー掛けをしていきましょう!
フローリングの表面をなぞるように、板に沿ってサンダーを当てて削っていきます。
振動が画面越しからも伝わってきますね。
削った部分が、日焼けする前の色合いに戻っています。元々はこんな色だったのですね!
フローリングの傷を綺麗にする方法!
電動サンダーを斜めにして、傷の部分をえぐるようにサンダー掛けをします。
それを繰り返しおこなうと、みるみるうちにフローリングの傷が薄れて、綺麗になっていきました
電動サンダーを斜めにして、傷の部分をえぐるようにサンダー掛けをします。繰り返しおこなうと、みるみるうちにフローリングの傷が薄れて、綺麗になっていきました
120番でのサンダー掛けが、一通り済みました。すでに綺麗!
続いて、240番のサンドペーパーをかけていきます。
目の細かい240番のサンドペーパーを当てると、ツルツル滑らかな仕上がりになります。ずっと触っていたくなるような、すべすべのフローリングになりました。
サンダー掛け前と比較すると、違いは明らかですね!
ちょこっと豆知識 〜冬目と夏目〜
木には、冬目と夏目と呼ばれる部分があるのです!
冬目は硬く、夏目はやわらかいのが特徴です。(針葉樹と広葉樹では、この硬さの差が少し変わりますが、一般的には冬目が硬く、夏目がやわらかいと感じやすいです)
木の表面を削ることで、硬い木目部分が浮かび上がってきます。これを「うづくり」と言います。「うづくり」があることで、木の香りがしやすくなったり、足裏にほどよい刺激を与えて健康的、などのメリットがあります。
無垢フローリングのオイル仕上げ
キグミノイエでは、無垢のフローリングのお手入れに自然塗料をオススメしています。
フローリングは素足に直接触れる機会が多いので、身体にやさしい自然素材が理想です。
今回、使用したのは「AURO」というブランドの
『AURO Nr.129 ツーインワンオイルワックスクラッシック』です。
オレンジオイルの爽やかな香りで、サッと塗れる軽めの塗料です。
適当なはぎれを使って塗っていきますよ〜!
塗り終えました!これにて、メンテナンス終了!
やや飴色に色付き、落ち着いた色合いになりました。しばらく放置して乾燥させてくださいね!
おわりに
無垢の木フローリングメンテナンス紹介!いかがでしたか^^
サンダー掛けをすることで、まるで新品のようなフローリングに生まれ変わりました!
家が完成したばかりの頃を思い出しますね。
フローリングのメンテナンス頻度ですが、電動サンダー掛けは10年に1回ほどできたら良いかと思います。
家のなか全てのフローリングをサンダー掛けするのは、なかなか大変なので、場合によっては業者にお願いしても良いかもしれません。
オイルでのお手入れは定期的におこなうことで、ツヤ感や美しさなどが保持できるので、1年に1回はおこないたいですね!
キグミノイエでは、お施主さまの理想の家づくりを丁寧にサポートいたします。
住宅に関するお困りごとや、ご相談、ご不明点などがありましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。