窯業サイディングではなく板張りや塗り壁を選ぶ!キグミノイエのやらない約束
キグミノイエの外壁「無垢の板張り」とは
長野県産の唐松や杉をキグミノイエ製材事業部で「ウッドロングエコ」にどぶ漬けして使用します。
「ウッドロングエコ」とは、酸化鉄・樹皮・ハーブなどの天然成分を原料とし、土壌汚染、水質汚染をしない無公害木材防護保持剤です。
ウッドロングエコ」は水に溶いて使用します。通常は刷毛で塗布しますが、塗布直後は無色透明のため、塗りムラや塗り残しなどは分かりづらいです。しかし、キグミノイエでは自社の製材事業部が国内販売代理店から直接買い付けできますので贅沢にどぶ漬けができます。「ウッドロングエコ」に数分漬けた木材は、立てて液体を切ります。数時間後には色が変わります。
「ウッドロングエコ」にどぶ漬けすることで、木の表裏をムラなく均一に塗布できます。均一に塗布された木材は、紫外線や風雨による劣化から守り、メンテナンスの必要はありません。無公害木材防護保持剤を使用した木材ですので数十年、数百年後に取り壊しや、リノベーションされたとしても木材は再利用できます。
キグミノイエでは、目板張りと段張りの2種類の張り方を主流にしています。
・段張りとは
杉板の段張りは、雨水などの水切れを良くするため、15ミリほど板を重ねて張ります。
・目板張りとは
平坦な板を板との隙間を空けてタテ張りにします。隙間の上に目板を打ち、隙間を隠します。
段張り・目板張り、どちらも板の凹凸による陰影ができ、サイディングにはない重厚な表情になります。
無垢の板張りは「ウッドロングエコ」にどぶ漬けすることにより、木材は木の持つ本来の色になります。年月がたつとさらに板の色が変化していきます。古民家や社寺などに見られるシルバーグレーです。この色の風合いを好まれる方と汚れと感じる方など、お客様の好みにわかれます。好まれる方は無垢の板を使用した板張りをオススメします。劣化ではなく、だんだん古くなり、それは風合いになります。
ずっと、新築のままを保ちたい方は、人工木材や木目調のサイディングを選ばれる方がいいと思います。こまめにメンテナンスをされていれば、新築のままを保てると思います。ただし、劣化は進みます。
自然素材だからこそ本物の風合いを理解し、人と共に歳を重ねて長く住みやすい家にしたいですね。
まとめ
キグミノイエのやらない約束(窯業サイディングの外壁)をご紹介しました。やらない理由をご理解いただけましたか?家は高い買い物だからこそ、本物の良さを考えるきっかけになっていただければと思います。
過去のブログで木育のお話をしましたが、60年以上使い続けないと住宅の骨組みに使える木は育たず、健全な森林の循環ができません。
環境のことも考え、風合いを感じながらご家族の健康も考え安心して長く住み続けられる家こそがキグミノイエが考える住まいです。
キグミノイエでは、本物の自然素材を使用して環境にも優しく、ご家族の健康にも安心で、長く住み続けられる家づくりを行っております。
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